デニム好きによる
デニム好きのための
デニム語り

始まります。


今やファッションアイテムであるデニムは19世紀のアメリカでゴールドラッシュに沸く鉱夫のワークウェアとして誕生。歴史のあるアイテムなのです。

本連載シリーズでは、デニムの歴史や各アイテムの背景など、ちょっと自慢できるようなマメ知識をご紹介していきます。



栄えあるVol.1でご紹介するのは、日本のデニムブランド〈caqu〉の26SS新作「エンジニアジャケット」

エンジニアジャケット

¥26,400(税込)

DETAIL
エンジニアパンツ

¥20,900(税込)

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よく見るようなカバーオールやオーバーオールは農夫や鉄道作業員、鉱山労働者など屋「外」用の作業着として誕生しました。こちらのエンジニアジャケットはその名の通り、工場などの屋「内」で働く労働者向けに作られました。

以下がヴィンテージのカバーオール。

大戦前の1930年代後半の中でも恐らく短い期間で生産されたであろう珍しい一点。

余談ですが、こちらはヴィンテージワークウェアの中でも御三家ストアであった「JC Penney」の中の「Payday」というブランドのカバーオール。この年代のデニムのゴワゴワ感がたまりません。

ヴィンテージの復刻版やサンプリングしたカバーオールは最近でも良く見ます。CRAHUGブランドの〈LENO〉でも、これからの季節に重宝するカバーオールが新作として登場しました。

恐らく1920~30年代の変形ポケットを模したものと思われますが、詳細は別の機会に・・・。

カバーオール / LENO

¥46,200(税込)

DETAIL

そして、こちらがエンジニアジャケット。襟がなく、Tシャツでよく見るVネックの形状になっています。

カバーオールにある襟は屋外での作業時の風よけ用であったため、エンジニアジャケットは屋内用とのことで省略。カーディガンのように軽く羽織れるのがポイント。

また、椅子に座って作業がしやすいようにカバーオールよりも着丈が短め。着る人のことを考えられたデザインは、ヴィンテージデニムの醍醐味です。コーデとしてはレイヤードがしやすかったり、インナーをパンツにインすると足長効果も。

作業道具をしっかり入れられるようにポケットが複数配置されているのもポイント。上段のポケットはペンなどを差すようなポケットになっています。

年代やブランドによってポケットの数が変わったりします。例えば1940年代の第二次世界大戦時に生産されたものは、戦時中での厳しい物資投資によりそれまでは4つポケットが主流だったものの2つポケットになったり。当時の状況がそのまま服に反映されているのがヴィンテージの面白いところです。

Tシャツ一枚あわせるだけでマニッシュな印象に。現代ファッションでも取り入れやすいアイテムです。

〈caqu〉のエンジニアジャケットは、春~初夏の羽織として使いやすいようにリネン混で通気性抜群。


春といえばデニムと良くいわれていますが、〈caqu〉のこだわりが詰まったエンジニアジャケットは、春にオススメの逸品です。



CRAHUGジャーナルサイトでは、caquのデニムを生産している工場やものづくりをレポートしています。併せて、ご覧ください。

>>caqu 工場記事はこちら

>>caqu 鶴丸代表インタビュー記事はこちら

田中駿介

Date: 2026.03.19

CRAHUGの販促担当兼カメラマン。カメラ片手に風景やヒトの写真を撮りながら、珍しいヴィンテージウェアを探し歩くのが日課。

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