洋服って一つの自己表現にあたると思います。何をどのように着るかでその人の生き方がわかる、なんて言ったら大げさかもしれませんが、一種のステータスを表すものであり、その人の属する派閥を示すものでもあります。好きなバンドのライブには自分と同じような恰好の人ばかりいるように、その人がどのカテゴリーにいるかで着ている服が変わってくるのです。

時々その洋服の持つ意味合いが邪魔になるとき、ありませんか?自分が気に入って好きに着たいのに、別の意味合いを持ってしまい、カテゴリー分けされ評価されてしまう。洋服の持つ意味合いは、良いことと悪いことの表裏一体なのかもしれません。何にも属さず、気負わず、カテゴリー分けされたくないあなたには〈F/ACSION〉の「BUKE JK」「BUKE PANTS」をおススメします。 〈F/ACISON〉の商品一覧はこちら

シンプルは上質であることの証

ミニマリズムに代表されるようなシンプルライフが、メディアで取り上げられるようになったのはここ最近の話。自分の持ち物を少なくして、すっきりした部屋で生活を送る人を憧れ視する人は少なくありません。要素を削ぎ落してシンプルに生きる事って、簡単なようでとても難しいことだと思います。このことはモノづくりも同様のことで、無駄な要素がないからこそ、そのモノの真価が問われるというか、本質を判断されるような気がして、シンプルなモノづくりをすることは案外難しいのです。

この写真を見てもらえればわかるように〈F/ACISON〉の商品はとてもシンプル。あるのはワンポイントのブランドロゴだけ。それだけでも成立するのは、着る人のことを考え抜かれたデティールや、高機能の生地を使用しているからです。

金箔のような極薄・高機能生地

〈F/ACSION〉の商品に使用されている生地は、すべて自社で開発されたブランドオリジナルの物。金沢の伝統工芸である金箔のように薄くて、軽い生地感が特徴です。軽くて薄い質感に合せて伸びのある生地。この生地は3層構造になっていて、豪雨を凌ぐほどの耐水性を備えています。その一方内側から発せられる湿気を外へと逃がす高い透湿性も兼ね備えており、じめじめとした湿度の高い日本の気候に適した生地であるという事がわかるはずです。

端正なルックスとは裏腹に機能的

シンプルな表情の裏側には沢山の機能が存在します。この商品の特徴は小さく畳んでパッカブルに出来る事。何より軽いので、バッグの中に入れていても気になりません。折り畳み傘を持つより合理的かもと思わせてくれるくらいの代物。これさえあれば憂いなしです。

ジャケットの背面にはリフレクターをつけていて、ワンポイントのアクセントになっています。安全性とデザイン性の両立とはまさにこのことではないでしょうか。

ジャケットとパンツは共地で出来ているので、セットアップで着用することが出来ます。どちらもしなやかで伸びのある生地を使用しているので、重ね着してもごわつくことはありません。例えばスーツの上から重ねて着るなんてことも想像できるかと思います。パンツにはサイドにジップアップのマチが付いているので、オーバーパンツのように履いていいただくことをお勧めします。

どこにも属さず、誰でも着ることのできる〈F/ACISON〉の「BUKE JK」と「BUKE PANTS」。シンプルで端正な商品の裏側には、モノづくりを支えてきた自信があるからなのだと思います。気負わずに着用できる逸品です。ぜひ。

  • 株式会社前垣

    株式会社前垣

    前垣の創業は遡ること、1914年。 拠点は北陸の石川県金沢市。 北陸といえば雨や雪が多いことで知られるが、 金沢市では1年の降水日数は約185日と言われている。 つまり一年の約半分は雨と共に暮らしている地域なのだ。

Text & Photo:
宮﨑涼司

人一倍、服が好きなCRAHUGのジャーナル担当。給料のほとんどをファッションへ投資する。好きなメディアは「AWW MAGAZINE」と「NEUT MAGAZINE」。

Date: 2022.03.26

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