『瓦』と聞くと読んでいるあなたは何を思い浮かべるのだろう。 古い、瓦割、屋根の素材、田舎、粘土を焼いたもの…などなど出てくるのではないだろうか?人の中にある思い出は、経験に文脈が添えられることで記憶することができるというが、友人に聞くと瓦そばが出てきた。空腹は背に代えられないので許してやってほしい。そして今回、寒い時期に瓦のエピソードとお届けするのは、身を温めてくれる”瓦屋根“をモチーフにした〈nitorito〉のストール。是非とも最後まで読んでいただきたい所存。

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“おもい“しなやかなデザイン

現代ではあまり見かけなくなってしまった“瓦屋根”。それをストールのデザインに落とし込んだのが〈nitorito〉の「yaneストール」

一見何の柄か分からないが、意外なものをモチーフにしていると興味が湧いてくる。私も初見のころ、瓦をモチーフにしているなんて想像だにしなかった。和瓦の重なり波打つ様子をくるり、くるりと線を描き連続させ、一つの流れとして線描で表現しているそうな。瓦を職人が丁寧に重ねるのと同じように、柄もその重なりを丁寧につなげることで格子柄に見えるのも面白い。

冬に色どりを添えてくれる

秋冬と相性の良いしっとりとした触り心地と程よい重さ、そしてたっぷりとしたボリュームがあり満足感が得られるストール。 色は4色展開で気分が上がる色味を揃えており、色彩豊かなコレクションとなっている。クールなネイビーとターコイズ、上品で情熱を秘めたようなブラウンとレッドバイオレット、こじゃれた色遣いのライトブルーとポピーレッド、美味しそうなキャメルとイエロー。 ぜひ自身に合う色を探してみて欲しい所存。

着るだけじゃない、切ることで新たな思い出を刻めるストール

上品にまとうだけでは満足いかないストール〈yaneストール〉 なんとこのストールには左右に腕を出せるカットラインがあり、好みの位置でカットする事でポンチョの様に着るストールに変身させることができる。フリンジも切る事ができ、好きな長さに調整する事ができるという欲張りセット。今まで自分の買った商品を切らせようなんて事あっただろうか?

本来一人で着て楽しむものを、“切る”経験ができるデザインにすることで新たな着こなし方と思い出を提供してくれるストール。あなたも一度買って着て、思い切ってみてはいかがでしょうか?

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  • 株式会社nitorito

    株式会社nitorito

    ニトリトという言葉から、ニットや織物のイメージを連想し、テキスタイルに馴染みのない方にも親しんでもらえたらと思っています。ニットと織と=「knit to ori to」という言葉を組み合わせて「nitorito」が誕生しました。米沢を初めて訪れた際、目の前に広がる「山」に感銘を受けた印象をそのまま、ロゴマークに。緩やかな曲線で描いた山並みと空に浮かぶ月をデザインし、米沢らしさを伝えています。この米沢らしさは、nitoritoらしさでもあります。私たちの製品がたくさんの方々に知ってもらい、ブランドの考え方が理解される事は、同時に、米沢の素晴らしい自然や文化が伝わっていく事だと信じ活動しています。made in YONEZAWA に誇りを持って、山を越えて届けたいという決意のもと、この土地のものづくりを大切に、これからも米沢から発信していきます。

Text & Photo:
阿部美咲

デザインを勉強し始めてから6年経ちました。趣味でイラストを書いたりします。 記事にも載っているので是非読んで見つけてみてください。

Date: 2021.12.19

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