「食器は料理の着物である。」という言葉聞いたことありますか?確か料理家の北大路魯山人の言った言葉だったかと思うのですが、簡単に言うと、”料理に合った食器を選ぶことが大切”という意味です。日本料理は目で見て楽しむものと言うくらい味覚だけではなく視覚も大切な要素で、それを彩るのは食器を含めたものということのなのでしょう。普段の生活から料理に合った食器を選ぶことは難しいかもしれませんが、この過程を経て出てきた食事は何倍にも美味しく楽しく感じるはず。いつもとは少し違う”形”に特徴のある〈aito製作所〉の「形シリーズ」を紹介します。

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個性的な形と透明感のある爽やか色味

〈aito製作所〉より販売されている「形シリーズ」は、その名の通り形に特徴があります。アマリリス・ボタン・ダリアなどそれぞれの花の形がモチーフになっていて、食卓に華を持たせてくれます。それぞれの商品名にも花の名前が入っているので、例えば自分の好きな花のモチーフの食器を選んでみるのもいいかもしれませんね。

他のシリーズと比較すると少し癖のある「形シリーズ」ですが、これがアクセントになって良い味を出してくれます。丸い形のお皿を持っている人は多くいると思うので、変化球としておひとついかがでしょう。それ単品で見ると難しいかもと思うものも、料理を盛り付ければ馴染む、さすがの一言です。

色味はあさぎ・きはだ・はいあおなど淡く繊細な色の展開になっています。どれも優しく爽やかな色味なので、これからの季節には最適という訳です。季節の薬味や、そうめんなんか盛り付けるのにいいかもしれません。透明感のある釉薬を使っているため、表面はつるっと光沢感がありまるでガラスのような質感です。上品でエレガント、ただ気兼ねなく普段使いできるという万能加減です。そして食洗器、電子レンジ対応可能という懐の深さ。感服です。

普通には飽きてしまった方、いつもと違うアクセントが欲しい方、必見です。一家に一枚、必要ですよ。

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  • 株式会社アイトー

    株式会社アイトー

    まだ戦後の混乱が残っていたであろう頃、当社は“やきものの街 瀬戸”にて産声をあげました。瀬戸と東京の六本木を拠点とし、当社の黎明期を支えた先達たちは至るところへ大八車を引いてうつわを運んだそうです。以来、60年あまり…いろいろな時代の波に揺られながらも、私たちは作り手と売り手を繋ぐ役割を担ってきました。瀬戸の地では作り手と共にモノづくりに取り組み、六本木の地では全国から優れたモノを取り揃え、売り手や使い手のニーズに応えられるよう努めてまいりました。現在、当社は瀬戸・東京・大阪・札幌と拠点も広がり、取り巻く環境も日々変化していますが、祖業であるうつわの扱いを中心にダイニングやキッチンで使うモノへと品揃えを広げつつ、使い手の方々が描く素敵なライフスタイルをモノを通じて実現するコトを目指しています。これからも私たちは常にモノへのこだわりを大切にする一方、変えてはいけないコト、変えるべきコトを見極めながら、社会から必要とされる存在であり続けたいと思っています。

Text & Photo:
宮﨑涼司

人一倍、服が好きなCRAHUGのジャーナル担当。給料のほとんどをファッションへ投資する。好きなメディアは「AWW MAGAZINE」と「NEUT MAGAZINE」。

Date: 2022.07.07

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