「少しでも文化的な暮らしをする」

ボクの今年の目標です。去年まで自給自足の生活をしていたとか、そんな訳ではないですが、ふと衣・食・住のバランスを見直そうと思ったんです。というのも、去年までの支出の内訳は8:1:1という我ながら悲惨なもので、食事をとることも、家具を見る事も好きなのですが、お金の向かう先はあくまでも洋服に限られていて、これって現実的じゃないな~と思った時があったんですよね。文化的な暮らしの定義はボクにはわかりませんが、きっとこの3つの項目の均衡が取れていて、現実的で人間的な生活なのだろうと想像して、現在のボクの生活からはかけ離れていることは容易にわかります。

という事でこの目標を達成するために、まずは食器を揃えてみようと考えたわけです。(非常に短絡的かつ安直な考え方ですが、分かりやすくていいかなと) 沢山のシリーズを展開している〈aito製作所〉より、実際に僕が欲しいと思った「リアンシリーズ」をご紹介しようと思います。

>>aito製作所の商品一覧はこちら

クラシカルかつエレガント

まずはブランドサイトに掲載のある「リアンシリーズ」の紹介文から。

1つ1つの小花がポコポコとした質感でちょっと楽しいうつわです。アンティーク感のあるテクスチャーに仕上げています。メインでもデザートでも食卓が華やぐうつわ。シックな色目がいろいろな料理に似合うアイテムです。心ときめくテーブルコーディネートで大人気分を味わってください。

という事で、このリアンシリーズ、何よりも器の一面に広がる小花のレリーフが特徴的なシリーズです。一見すると、というかパソコンやスマートフォンの画面で見てると、結構癖あるな~というのが初見の感想だと思いますが、実物を見てみると意外と落ち着いて見えますよ。実際にボクも同じように感じました。手に取ると意外といけます。

この安心感は色味に起因しているのかなと思います。レリーフのデザインは効いていますが、色味が落ち着いてるから、総じて使いやすい食器になっている。きっとこの色味によるバランスの調整が大きいのだと、勝手に思ってるのですが、いかがでしょう。大きく言えば、いわゆる普通の食器は世の中に沢山溢れてますから、これくらいデザインがあっても良いのでは。

なんといっても商品の幅の広さ

ボクのような食器初心者にも優しいなと感じるのは、商品の幅の広さです。「グラタンボウル」「プレートSサイズ」「オーバルプレート」「ポット」など、一から揃えたいと思っている人にはうってつけのラインナップ。これに加えて、「オーバルボウル」「ボンボニエール」(?!)という玄人向けの商品まで展開しています。痒い所に手が届くとは、まさにこのことではないでしょうか。ちなみに「ボンボニエール」とは砂糖やお菓子を入れるような小さいお皿の事を指すようです。ちなみにボクはこんなお皿がある事すら知りませんでした、てへ。

という事で器初心者から、玄人にまで好かれる「リアンシリーズ」。この機会に、ぜひ。 ボクは来年中に「ボンボニエール」を使うことが出来るくらいの文化的な生活を目指します。おす。

  • 株式会社アイトー

    株式会社アイトー

    まだ戦後の混乱が残っていたであろう頃、当社は“やきものの街 瀬戸”にて産声をあげました。瀬戸と東京の六本木を拠点とし、当社の黎明期を支えた先達たちは至るところへ大八車を引いてうつわを運んだそうです。以来、60年あまり…いろいろな時代の波に揺られながらも、私たちは作り手と売り手を繋ぐ役割を担ってきました。瀬戸の地では作り手と共にモノづくりに取り組み、六本木の地では全国から優れたモノを取り揃え、売り手や使い手のニーズに応えられるよう努めてまいりました。現在、当社は瀬戸・東京・大阪・札幌と拠点も広がり、取り巻く環境も日々変化していますが、祖業であるうつわの扱いを中心にダイニングやキッチンで使うモノへと品揃えを広げつつ、使い手の方々が描く素敵なライフスタイルをモノを通じて実現するコトを目指しています。これからも私たちは常にモノへのこだわりを大切にする一方、変えてはいけないコト、変えるべきコトを見極めながら、社会から必要とされる存在であり続けたいと思っています。

Text & Photo:
宮﨑涼司

人一倍、服が好きなCRAHUGのジャーナル担当。給料のほとんどをファッションへ投資する。好きなメディアは「AWW MAGAZINE」と「NEUT MAGAZINE」。

Date: 2023.01.20

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