”小川和紙”でくらしを照らす

小川和紙と真鍮と照明。「and-on」を構成するのはシンプルに3つだけ。シンプルでミニマムだからこそひとつひとつの要素に込められたこだわりと技術が際立ち、その完成度の高さに納得させられる。まず小川和紙は、清廉な空気と冷たく澄んだ水の恵みをたっぷり使った埼玉県の伝統工芸品。日本産の楮を原料とし、代々受け継がれてきた方法と用具で職人がひとつひとつ手作業で漉いています。楮の内側にある長い繊維はかなり強靭なつくりになっており、流漉きによって楮の繊維が絡み合い、丈夫な紙となっております。次に真鍮、一般的に和紙と組み合わされた照明は提灯などのように木材が使われることが多いが、「and-on」では真鍮を使用することによって現代のくらしにもフィットすることができます。また表面にはクリアコーティングがかけられているので、腐食しづらく長く綺麗な状態を保つことが可能になっている。最後に照明。導光板照明という、板にLEDを照射して"面"全体が均一に発光するので、やさしい光が照らされます。もともとは高級列車やホテルなど元々は特注の照明に使用されていたものらしいが、ではすべてのライトにこの技術が使われている。上質な素材と職人技、このふたつが掛け合わせられながら、洗練されたデザインは確かな「本物の照明」と言えるかもしれません。

Text & Photo:
田副太一

独自のセンスが光るカメラワークとユニークなキャラクターが癖になる、CRAHUGの撮影・イベント担当。毎週火曜日に映画を見行くのがライフワーク。写真は愛犬のハル。

Date: 2022.02.27

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